ギター風が吹いている

おばんです。梅雨と夏に弱い小川です。
もれなく体調不良です。みなさまはいかがお過ごしですか。



昭和46年に我が家にやってきたアコースティックギターは、
長いこと誰からも弾かれることなく、今に至りました。
埃被ってらったし、弦をはじくとジジジ、という昭和の家電みたいな音がする状態。
エレキみたいにアンプにつないでるわけじゃないのに、ジジジっておかしくないか。
かたや、アコギがやってくる5年前に我が家にきたクラシックギターは、
私に弾かれたり、名前をつけられたり、小豆色のナイロン弦に張りかえられたりして、
それなりに可愛がられてきました。(弦はオーガスチン・赤です)



ずっとナイロン弦の音が好きで、ぽろぽろ弾いてきたんだけれど、
すこし物足りないなと思っていたのです。
もっと、歌って弾きたい。
それは友部正人さんの「朝は詩人」であったり、weezerの「jamie」であったりして、
他にも弾いて歌いたい曲は山ほどある。
好きな曲に出会うたびに、ああ、弾いて歌いたいって思っていたのに、
どうして弾かなかったんだろう。
どうして、弾かなかったんだろう。



昨日、友部止人さん(←字を良く見て)と話して大興奮したり、
友達のお兄ちゃんに「いろいろ聴くのに弾かないんだ」と言われハッとして、
どうしてアコギを弾かなかったのか、自分でも不思議でしょうがなかった。
そのタイミングで昨日、うちの埃被りギターをギター職人さんに渡して、
弦の張り替えとメンテナンスをお願いした。
ネックの状態もいいし、今このギター買おうとすれば16万円くらいかな、だって。
値段はどうでもいいんだけど、やっと日の目を見るギター。


はやくギター戻ってこないかな、とうずうずしていた今日、
仕事終わって家に帰ったら、スイスにいる友達から手紙が届いてた。
スイスでやる初めての“自分の”ライブと、もっと歌って弾きたいって綴られていて、
手作りの版画のフライヤーも同封されてた。
おんなじこと考えてるな、わたしにもギター風が吹いてるな、って嬉しくなった。
ああ、音符が恋しい。



今メンテナンス中のアコギ、名前は正人ならぬ、止人(とめと)に決定。
戻ってきたら、めんこがるぞ。
いっぱい練習しよう。嬉しくってしょうがないよ。


はやく戻ってこないかなー



せば、まんづ。