ふたつの妄想

先週の金曜日、バンバンバザールのライブに行ってきました。
2年前に仙台で聴いて、今回は角館でバンバン。
腹抱えていっっぱい笑って、音符の波にゆらゆら漂って、
ライブの後には胸がすうっとした。ざ・カタルシス
会場にいたひとたちも同じように笑顔で、目尻が下がっていた。
エンターテイナーって、バンバンバザールの3人にぴったりの言葉だな。


演奏してくれた曲のなかで、タイトルがわからないんだけど、いい曲がありました。
「我が家〜」って3人で厚みのあるコーラスが入った曲。
*自分の影踏む 帰り道 家の明かりが見えたら
 愛しいひとの寝息まで聞こえる  我が家
こんな感じの歌詞だったかな。
うろ覚えだけど、「影」と「明かり」の比較、それから「寝息」。
これらの単語から妄想を膨らませていたのです。
ふわあっと脳みその上のほうに浮かんできたイメージは、
仕事帰りの疲れたビジネスマンが、夜に浮かぶ自分ちの明かりを見たときに、
家に早く帰って家族の顔を見たい、そんな気持ちが膨らんで、
足取りが軽く、歩幅がちょっとおっきくなって帰る姿。
(私の妄想上では、家の明かりは白よりオレンジが強めの色。)
ああ、なんて幸せな曲、ほっこりする。びば、温かな家庭。
仮に歌詞が間違ってたりしても、妄想はわたしの趣味なので、寛大なこころで許してください。


そして、またライブ中に別の妄想。
バンバンバザール・ベースの黒川さんがかっこいいんだ。
演奏してる時のいきいきした表情(目が素敵だ)、ふくっとした大きな手と弦をはじく指。
前回握手した時に、手ぇおっきいですねと、ふくふくを握りしめながら言って、
今回握手した時も、手ぇおっきいですねと、私は言ってしまった。
興奮して緊張すると同じことしか言えないのが、自分でも不思議でしょうがないよ。


その黒川さんを眺めては、
黒川さんはきっと、いっぱい笑って、おいしそうにたくさん食べたり、
おいしそうにお酒をいっぱい呑んだりしそうだなあ。
カレーライスの大盛りとか、ぺろりとたいらげそうだな。いいなあ。
真夏日のビアガーデンでは、きっといい飲みっぷりだろうな。絶対そうだ。
…そんなことを考えていたのです。



なんだか妄想しにライブに行った、そんな風に間違えられそうだけど、決してそんなことはない(はず)。
変態でもなんでもいいやー


せば、まんづ。