春の歌

菜の花畠に入日薄れ
見わたす山の端 霞ふかし
春風そよふく空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し


里わのほかげも森の色も
田中の小路をたどる人も
蛙のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜



おばんです。
春の歌のことを書こう、と思っていたら、
土屋さんが春の歌のことを書いてくれていた。
東京と秋田でシンクロナイズド春の歌。
すごいぞ。そして、うれしい。


上の、『おぼろ月夜』は大好きな春の歌。
夜にギターでこれを弾いてると、
家族の誰かがかならず口ずさむ。
旋律に加わってくるのは大抵、じさま。
戸の影からこそっと見てて、
戸の向こうから鼻歌が聞こえてくる。
はるかーぜ そよふーく、のところとかは、
高くて声が出ないんだけど、それもご愛敬。


歌詞もさることながら、旋律がとてもうつくしいので、
単音で演奏しても、情感たっぷり。
うちで眠っているリコーダーやハーモニカなど楽器をお持ちの方は、
春の旋律を奏でてみてはいかが。
きっと、素敵な春の夜になりますよ。




◎おまけ
みみどーれみそそらそ  れーみーどれそみ
そそみーふぁそ.ど.ど.れ.ど  そーらーみれれど


そそ.どー.ど.ど.れ.どらそ  そみそーらみみれ
どれみーどみふぁそ.どら  そーらーみれれど
(.が左側についているのは、1オクターヴ上の音。
 シャープもフラットも付いてません)


月曜担当 小川でした。
せば、まんづ。