13号線

おはようございます。月曜担当、小川です。
3月の最後にどん、と雪が降って湯沢の山はまた白くなり、眠っています。
まだまだ粘る冬。もうすぐ土俵外へ押し出しと分かっていますが、
冬の去り際の悪さも、いとおしい。



さて先日、免許更新をしてきて、新しい免許証が届きました。
更新前の免許の写真は、小池栄子さんに似ていると言われたのですが、
手元にあるぴかぴかのを家族に見せたら、今回は満場一致で「アグネス・チャン」。
なんなんだ。写真を見たい方、いつでも気軽に声掛けてくださいね。
アグネス・チャンさんに見えるのか。そうなのか。



免許を取って6年になりますが、実際運転するようになったのは去年から。
思えば、免許取得と同時にペーパードライバーとなり5年が経ち、
その間運転したのはたった2回。脱・ペーパーを図るには絶望的な回数。
あたしは一生助手席でいいの、と戯言を抜かしてた時期もあったけど、
そんなに甘くないのが人の世。運転することになって、ハンドルを握る日々が続きました。
ぷるっぷると怯えながら雪道を走ったり、雪の壁に軽く突っ込んだりしてるうち、
ちょっとずつ慣れていく。そうすると、
もすこし遠くにいってみよう。あの道はどこと繋がってるんだろう。
ここは農耕車がいっぱい駐車してて、みんな働き者。
白鳥が田んぼに何羽もいたけど、もうシベリアに帰っただろうな。
あの沼にいたサギは一羽だけだったけど、今日はどうだろう。
…そんな風に景色を眺めて車を走らせているうちに、運転するのも好きになりました。



珈琲飲みつつ、音楽聞きつつゆっくりできる空間は、ちっちゃな離れさながら。
道を譲ってくれた車に、ハザードランプをカチカチ点滅させて「ありがと」のカーコミュニケーション。
一緒に乗っているひとと、同じ方向・同じ景色を見ながら会話をする、不思議な空間。
運転は、楽しいなあ。


これまで移動や旅は、電車(各駅停車のコトコトいうやつとか寝台列車が好き)とか、
飛行機(ぼろくてちっちゃいマクドネル・ダグラスとかボンバルディア)が好きだったけど、
車もいいかなって、運転するようになってから、考え方もすこし変わってきました。



最近は、マニュアルでもまた運転できるようになりたいと思っています。
車の音をよく聞いて、振動を感じて、上手にシフトチェンジをするひとは車と仲良し。
車に乗る、というよりは、車と会話して一緒に走っているような、そんな感じに見える。


みなさまは、車の運転は好きですか。
好きなところ、嫌いなところ、気が向いたら教えてください。




長々と失敬。せば、また来月(←まねっこ)