無事です

きのうちです。

仙台市宮城野区の会社で仕事中に地震が起きましたが、

社員全員揺れが落ち着いたとき外に出て、けがもありませんでした。

私は近くに住むほかの一人暮らしの人と、家がすごく遠くにあって

帰れない人と、3人で近くの小学校の体育館に避難しました。

余震も続いてパニックになりそうになっても、

学校の先生たちが「落ち着いて!焦らないで!頭を守って!」と声を

かけてくれ、非常食や水の運搬をしてくれました。

怖くてもたくさんの人がいたので少し心強かったです。

夜が明けて、明るくなって、ずっと中にいるのも不安で、

外に出て、歩いて、会社の前を通って、そしたら人の列がスーパーで見えて、

2時間半並んで、食べ物や飲み物を買えました。

みんな文句言わずに並んで、お店のおじさんも

「全員が買えるかどうか分かりません。お許し下さい」と言って

並んでいる人みんなにアメを配ってました。

一人暮らしをしている人のアパートに帰ってみたら、

被害は少なめで、午後はそこですごし、夜は毛布をもって

別の体育館に行って夜をすごしました。

3人掛けのベンチを二つ、隙間を空けて並べて寝ていたら、

おじさんが「布団に寝るからこのベンチも並べなさい」と言って、

持ってきてくれました。そこで3人初めて足を伸ばして寝れました。

そこの体育館にはプールがあって、職員の人がプールの水をくんでくれて

トイレを流すことができ、定期的に清掃もしてくれました。

翌日またうろうろ会社のあたりなど歩いていたら、

会社の様子を見に来た営業の人に会って、その人のうちは

水道だけ被害にあってなくて、3人まとめて呼んでくれて、

トイレも借りられて布団にも寝られました。

その人のうちにはラジオもあって、その時になって初めて私たちは

他の県や、沿岸部がどうなっているかを知りました。

翌日会社に寄ったら電気が通ってて、やっと携帯で送受信ができました。

家が遠くて帰れなかった人は、家族が迎えに来てくれ、

やっと家族そろって家に帰ることができました。

私はその夕方、秋田の兄が会社に物資を運びに来てくれ、私は実家に帰りました。

たくさんの人が優しくて、誰も怒ってなくて、だから私も

他の人に優しくできて、みんな助け合っていました。

私は自分がその時生きることを考えればよかったけれど、

学校の先生や、職員の人や、スーパーの人は、

自分の家も家族も大変なのに、なんと頼もしかったことでしょう。

私だけ実家に帰って、なんだか裏切ってきたような気分になって、

でも私が食べるはずだった食べ物とか、私が使うはずだった毛布とか、

その分別の誰かのためになってると思って、落ち着きを取り戻す。

秋田に戻る途中積もった雪を見て、これを溶かせば水になるのに、と思い、

お風呂に入ると、これでトイレ何回流せるんだろう、と思う。

全ての環境に感謝して、今はただ節電に努めております。

みなさまも節電がんばりましょう!

ちなみにトイレのフタは閉めた方が節電になります。

とりとめもなくばーっと書きましたが、またらいもく!