夏休みの思い出

夏ですねえ。いわなくてもわかってますねえ。
香夜です。こんちわ。


子供たちは夏休み真っ盛り。元気な声が聞こえます。


私の幼少のころの夏休み、帯広に住んでいた頃、祖父母の家はどちらもさほど遠くはなく、
母方の祖父母の住んでいた大樹町まで車で1時間半くらい。


内陸の帯広からは
川に沿って向かったり、ちょっとした峠っぽいところを越えていったり、
海沿いを走ったりといろいろなコースがあります。


農道が多いので、広〜い道路をびゅーんと走ってったら、牛が通行中とか、
そんなこともあります。


ちょっと30分ほど足を伸ばせば、広尾町
広尾町は日本で初めての(たしか)サンタメールが認められた街。


広尾からえりものほうへ向かうには黄金道路と呼ばれる道を通ります。
文字のとおり、お金をかけてかけてやっとできた海沿いの道路なのです。
海が時化ると通行止め。ざぶーんと波をかぶるので。


広尾の海は海水浴に向きません。ちょっとしか浅瀬がないし、砂浜というものがないのです。
ごりごりとした石っぽい浜。
この時期は昆布漁かな、昆布のカーペットができているかも。


大樹の祖父母の家にいるときは、ラジオ体操にもまじめに行きました。
役場の前の広場で知らない子たちと体操をする。じいちゃんも一緒に。
帰りに雪印の直売所みたいなところでカツゲンを買ってもらったりしたな。


じいちゃんは時計職人。かなり腕が良かったようで、樺太にいたときに、
日本に帰れなくなりそうになり、ばあちゃんがロシアの官僚の奥さんに泣いて頼んで
帰ってこれたそうだ。
ばあちゃんは身体があまり丈夫でなく、その分、まわりの人の体調を気にしていた。
「あんまりしょっぱいもの食うな」とかね。
ばあちゃんは「飯寿司」づくりの名人だった。
でも、うちの母は「やだよ、あれ、間違うと死ぬでしょ」と教わらなかった。
はたはたとか鮭でつくる飯寿司、小さい頃はおいしさが分からなかったけど、
大人になるとしみじみおいしいなあと思うのです。


もう、母方の祖父母は2人とも他界してしまいました。
なので、大樹にもほとんど足を伸ばしていません。
今は、宇宙ステーションの町が現実化してきている町。


たまには遊びにいきたいなあ。


せばね。