今日はロイのたんじょうび

6月1日、今日は実家にいる愛犬ロイの誕生日です。

ネコ好きの押しの強さに負けて(ネコも好きだけど)、犬好きの私は
「いぬ〜!犬良いよねえ。」と主張せずにいたけど、今日はそんなこと忘れて犬の話を。

小さい頃から犬が好きで、幼稚園のときに住んでいたタウンハウスの裏の庭にいた犬にかまれても(綱が短かったので、すりきずですんでいますが)「こわいけど、好き」。

うちの母はそのころも「ぜったい駄目」と犬を飼うことを良しとしなかった。
でも私が生まれる前には犬がいたらしい。
死んだのがすごく悲しくて「もうそんな思いはしたくない」と反対だったようです。

そんな私のうちにひょんなことからロイがやってきました。

あれは私が前の会社にいて実家暮らしの28歳のときです。
兄(兄も実家暮らしだった)から電話が来て「2,3日前から職場のそばをうろうろしている犬がいるんだけど、どうも飼われていたっぽい。保護するので準備をたのむ」と。

兄も小さいときから母に「動物は飼いません」といわれていたので、34歳の兄と29歳の妹、母にばれぬようこっそりと家の敷地へ犬をつなぎました。
兄妹2人で「飼い主がみつかるまで」と母になんとかお願いをして預かることにしました。

普通の柴犬くらいの大きさだから成犬だろう、人になれているから飼われていたんだじゃいかと、飼い主探しが始まりました。

新聞に広告を載せたり、ペットショップ、動物病院へ迷い犬のチラシ、ポスターを貼ってもらいました。
動物病院では「飼い主みつからなかったらどうするの」と必ず聞かれました。「そのときはうちで引き取ります」というと、快く協力してもらいました。

そうこうしているうちに昼間に世話をしていた母が犬にメロメロ。かわいくて仕方ないらしい。「手放したくない、このままうちで飼いましょう」と。

飼い主探しをしている間に、一度は連れて行ったけど、旦那さんに大反対されて捨てた、という人が来ました。母は思いっきりその人にガンをつけて、帰ったとたんに「あんな人に飼えるわけない」と一言。

1週間が経ち、「もういいよね、飼い主がいないっていうことで」と、動物病院に連れて行ったところ、「5〜6ヶ月ですね、まだ子供ですよ」。
名前をつけるにはいろんな案がありました。
「家族マージャンするから『ロン』は?」「ジョンは?だめか、裏の犬と同じか」
ちょうどその頃兄の書いていた本(TOEICの参考書)の印税が入ってきて、そのお金で犬小屋とか首輪などを買い揃えるということになり。
印税は「ロイヤリティ」だから「ロイ」は?フランス語読みにすると王様って意味になるよ。と。
つまり「印税犬」=「ロイ」と名づけられたのです。
飼うことが決まったのが11月くらい。「ロイ」の名前から誕生日は6月1日となりました。

あの大きかった子犬は、「大きいあんよは大きくなる証」という言葉通り、ラブラドールの大きさくらいになり、その後は母の甘、甘育てで肥満犬。

今年で12歳。
前は朝1時間、昼1時間半、夕方は近所まわりと3回のお散歩でしたが、
今は朝30分くらい、昼1時間、たまに1日1回となったりと、年齢を感じさせるようになりました。

もうお別れは近いかもしれないけど、それまでは元気でしっぽふりふりしててね。
大好きだよ〜、ロイ。誕生日おめでとう。