旅で質問される

材木町交差点で見知らぬおばあさんに
「かわとく壱番館へ歩いていきたいのですが、どう行けばいいですか」
と、道を聞かれたので、
「中央通を真っ直ぐ行って、県庁前を左折」
と答えました。
皆さんはバスで行きましょう。
それはそうと、私には、旅先でされると困る質問があります。それは
「どこから来たのですか」
という、旅行者にとっては挨拶の様ななんでもない質問です。
普通に
「盛岡から来ました」
と答えてもいいのですが、相手が盛岡を知らないかもしれない。実際に、こちらが何度も盛岡と言っても
青森ですか?」
と聞き返す人も多いです。
一応、新幹線の終点だった事もあるし、県庁所在地だから無名って事も無いんでしょうけど、青森の前に盛岡は霞むのです。
という事で、
「岩手からです」
と、答えてもいいのですが、なんか嫌なんですよねぇ。
なぜか。
それは、優越感に浸る人を見るからです。
実際ね、四国とか九州にいるのよ。そんな人が。随分と向こうの方々はコンプレックスを持たれている様で。
東京に住んでいた頃は、
「東京からです」
と答えていたのですが、これも嫌でした。なんか田舎の人が誤魔化してい使っているような感じがしたし、東京も案外広くて、もうちょっと絞った場所を言いたかったってのもあって。
まぁ、旅先で偶然会った人との導入部分の会話なんてきっかけづくり以上の物は無いだろうから、相手が知っていようがいまいが
「盛岡です。ご存知ですか盛岡」
と、最近は自虐的な攻めの姿勢を展開しております。