ウスギスト

こんばんは。佐藤純子です。
仙台も雪が降りました。
屋根の上の雪はもったりと丸みを帯びて
斉藤清の版画みたい。
薄手のコートはらり羽織って出かけたのが嘘のよう
春はどこへ?

私の部屋にはテレビがありません。
ラジオを聴く習慣もないし、新聞も読みません。
世の中に暮らしつつも、世の中から遠く離れているような
そんな気持ちになることも
それはさておき、天気予報を気にせずに暮らしています。
明日からあったかくなるらしいよ、とか
また来週は寒くなるって、とか
そういう気候のはなしは、ひとから教えてもらうばかり。

その日の服装は窓の色を見て決めます。
明るければ薄手のコート
暗ければ本気コートにハラマキも忘れずに
あとはそのときの気分で着たいものを着る
重ね着があんまり上手じゃないので薄着になりがち。

それでよく注意されるのです。おとななのに
今日は寒くなるって天気予報で言ってたでしょう、って
テレビないから見てないもの、と子どものような言い訳をして
マフラーやら手袋やらカイロやら、あれこれお借りして
みなさんの愛に生かされています。

あらら、だめ人間自慢みたいになってしまいましたが
今夜はこれにて、また来週。
おやすみなさい。