ロマンチックな語りべ達

香夜です。今週は実家のある帯広におります。


連日、画伯の展示会場に寄っています。


カフェの会話を聞いていると震災と原発の話がホットなようです。


こちらに帰って来て、TVのCMが普通、デパートの灯りも普通、スーパーの物もふつうに並んでいることに、少し感動しました。


でも、こちらの人は富士フィルムが写真の洗い方の説明をしているCMを知らないのです。


家族に停電が起きた時の備えをした方が良いと熱弁を振るっても、よく地震が起きている十勝の人達にはあまり効果はないものです。


カフェのお客さんたちが、TVや新聞で見聞きする情報を元に議論を交わしているのを聞いていても、何だか感傷的で、現実味の無い感じを受けるのです。

まるで悲劇のヒーロー、ヒロインを語るような空想的な感じ。

絵空事を述べているに過ぎないと言ったら言い過ぎでしょうか。


という私は、盛岡にいても地元意識は薄く、北海に帰って来ても、これらの会話に対する違和感は抜けず。
なので、カフェの会話に参加もせず、ただ聞き耳を立てるのみなのです。